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就活(企業合同説明会)とはどんなイベント?行われる時期や内容も紹介

大学や専門学生が年数を重ねて、いよいよ就活(企業合同説明会)に参加したいと考えている就活生も多いのではないでしょうか。
しかし、就活の一環として行われる企業合同説明会の案内を大学などで目にしたものの、いつ、どのような内容で行われているのか分からないという方も多いはずです。
そこで今回は就活(企業合同説明会)について、どのようなイベントなのか、企業の分野はどんなものなのかといったことを中心に解説します。

企業合同説明会とは?

企業では就活生向けに説明会を行っています。
単独で行うケースが多いのですが、実際は企業同士が合同で説明会を開き、多くの学生に来てもらうようにしているのが特徴です。
ここでは合同説明会について解説しましょう。

まず、合同説明会は、企業がブースを設置し、就活が開始される12月ごろから始まります。
大きな展示場のところで企業ごとにブースが設けられ、そこに学生や就活中の人が訪問するという形で実施されているのが特徴です。
30分程度の説明を各ブースで行い、その説明を聞いてどんな企業が知るというのが目的になります。

基本的に各企業のブースでは説明の最後に企業の個別の説明会を後日行うことについて告知します。
そして、後日個別説明会として自社の会議室や企業が用意したレンタルスペースに就活生を集めて説明会を行うというケースがほとんどです。
より十分な時間を取って行い、人気企業については参加申し込みが必要なケースも見られます。
加えて、この説明会に参加しないと選考をしないケースもあるので、その点も知っておきましょう。

このような形で行われる就活が合同説明会の特徴です。
次の項目ではそのメリットや注意点について解説します。

企業合同説明会のメリットや注意点

就活(企業合同説明会)は、参加する意義があります。
なぜならメリットが多いからです。
しかし、注意点もいくつかあるので、その点も含めて解説していきましょう。

まず、メリットとして挙げられるのが、意外な企業に出会えること、業界の研究に役立つこと、企業の雰囲気が何となくわかることです。
合同説明会では多数の企業がブースを設置しています。
その中には、知らない企業も多くあるのがほとんどです。
しかし、参加してみると企業のスタッフの雰囲気が良かったり、自分が研究しているテーマがそのまま業務に役立ちそうといった企業があったりと意外な発見もできます。
これは、単発で説明会に参加することにはないメリットといえるでしょう。
次に業界の研究に役立ちます。
同じ業界の企業が複数参加しているので、その業界がどのような雰囲気なのかをつかめます。
たとえば、化学企業であれば自己の得意分野に集約を進めているといった傾向が見えてきたり、自動車会社であればガソリン車の次にくるEVや水素自動車の開発をしていたりといったことが見えてくるのです。
そうした中で、自分はどんな業界が向いているのか、行きたいのか、あるいはどんなアピールをすればいいのか見えてくるでしょう。
最後が企業の雰囲気がなんとなくわかるということです。
複数の企業が出展しているので業界の雰囲気が見えてきます。
たとえば、理詰めで課題解決を得意とする業界や働きやすさを重視している業界等様々です。
そういったものが就活(企業合同説明会)で見えてくるでしょう。

注意点としては、ここでいくらアピールしても内定は取れないということです。
あくまで企業合同説明会は最初のステップであり、次に進む個別説明会や何次にもわたる選考の一部です。
ここでいくらアピールしても内定をもらえるわけではないので、その点だけは注意しましょう。
むしろ、それ以外は特別注意点がないため、常識の範囲内での服装をして、丁寧にブースのスタッフへ接することだけを気にして対応するのがおすすめです。

このようにメリットがとても多いイベントが企業合同説明会です。
そのため、参加できるようであれば積極的に参加し、就活のスタートを切るという意味で様々な企業の情報を収集するようにしましょう。

そうすることで円滑な就活が進められるようになります。
また、企業合同説明会でも業界に特化したものもあるので、その点についても解説していきましょう。

業界ごとに限定した企業合同説明会もある

就活(企業合同説明会)といえば、先ほど紹介したように様々な企業が参加していることがほとんどです。
しかし、東京や大阪など大都市では次のような業界に分かれてイベント開催がされるケースもあります。

  • 製造業
  • 医療介護
  • 金融業

製造業は、主に工学系や農学系といった学部の大学生が対象になります。
工業系の企業が集まった就活(企業合同説明会)のイベントや食品製造系の企業が集まった就活(企業合同説明会)等、さらに細分化されて開催されることもあります。
理系の学生が中心なので、主に研究開発や製造分野の企業説明がメインです。

医療介護系の企業合同説明会もあります。
この分野は製薬会社や医療機器メーカー以外にも社会福祉法人や医療法人といった病院、介護施設なども参加しているのが特徴です。
医療看護系の大学や学校の学生を中心としたイベントといえます。

金融業は、他の分野と合同で企業説明会を行うことが多いものの、分野単独で行うこともあります。
こういった場所には銀行や証券会社、クレジットカード会社などがブースを構えているので、狙っている方は積極的に参加するとよいでしょう。

業界に限定した就活(企業合同説明会)もあるので、特定の分野を目指している就活生はこういった説明会を利用するのもおすすめです。

就活(企業合同説明会)は意外にお金がかかる

就活(企業合同説明会)は、意外にお金がかかります。
その理由として次の点が挙げられます。

  • 都市部で行われることが多い
  • 早い時間帯なので宿泊を伴うこともある
  • 就活生同士で懇親会をするケースもある

まず、就活(企業合同説明会)は、県庁所在地や東京、大阪といった都市部で行われることがほとんどです。
そのため、大学が地方だったり、東京や大阪の郊外だった場合、交通費が発生します。
このような場合は、まとまったお金が必要になることもあったり、新幹線を利用する場合は、かなりの出費です。

次に就活(企業合同説明会)は、午前中の比較的早い時間から始めることも少なくありません。
そのため、前泊して参加しないと人気企業のブースやイベントを見れない、あるいはたくさん企業が出展している場合は時間内に全て回れないといった事態になります。
そういった意味で、前泊が必要ですが、どんなに安いビジネスホテルでもこういった大規模イベントの前は強気の価格設定になっていることも多いので、それなりの出費を伴います。

同じ大学、あるいは同じ学部、さらにはたまたまあった就活生で就活(企業合同説明会)の後に懇親会という名目で飲み会を開催することもあります。
そういった飲み会は、お金がかかることも多く、終わったらタクシーでしか家に帰れないといったケースも珍しくありません。
ここまで付き合ってしまうと、出費も相当なものになります。

このような就活(企業合同説明会)で起こる問題に対して、どうやって対処すれば良いでしょうか。
次の項目ではそんな対処法について解説します。

クレジットカードが大活躍する就活(企業合同説明会)

就活(企業合同説明会)ではクレジットカードが大活躍します。
主な活用法として次の方法が挙げられます。

  • 新幹線も宿泊費もクレジットカード払いでお得
  • クレジットカードでQRコード決済にチャージ
  • クレジットカード現金化も可能

まず、新幹線も宿泊費もクレジットカード払いが可能です。
新幹線については、事前にクレジットカードでネット予約しておくとお得に切符を入手できる可能性もあります。
また、宿泊費もクレジットカード払いをすれば、ポイントがたまりますし、クレジットカードによっては対象ホテルが割引になることも珍しくないのです。
そういった意味でクレジットカードは就活生の強い味方といえるでしょう。

次にクレジットカードでQRコード決済にチャージもできます。
最近は飲み会の割り勘もQRコード決済で済ませるスタイルが普及しています。
そんなときもクレジットカードを登録して、そこからチャージすれば預金がなくとも飲み代の割り勘が支払えるでしょう。

意外に知られていないのがクレジットカードを利用した現金化です。
かつては、専用のお店に行ってクレジットカードで買い物をし、それを買い取ってもらって現金にするといった手間がかかりました。
しかし、現在はクレジットカードの現金化をネット上でできるようになっっています。
たとえば、企業合同説明会前に申し込みを行って手続きをしておけば、イベントが終わったころには近くのコンビニATMで現金が引き出せるといったことも可能です。
現金があれば、就活もスムーズに進むので、起業からの内定や内々定も取りやすくなるでしょう。

このように就活(企業合同説明会)ではクレジットカードが大活躍するので、用意しておくのがおすすめです。

まとめ

就活(企業合同説明会)はいくつかの企業が合同で行う説明会です。
興味のあるブースへ行って直接話を聞き、具体的な内容について質問をしたり、話をしたりといったこともできます。
開催時期が就活を始める初期の頃に行われることが多いので、就活をスタートするイベントといえるのではないでしょうか。

また、業界を問わずに出展している企業合同説明会もあれば、そうでないところもあります。
今回紹介したように製造業や医療介護、あるいはクレジットカード会社のような金融関連だけが集まった企業合同説明会も珍しくありません。

ただ、都市部などでしか行われないケースも多いので、お金がない場合はクレジットカードを利用したり、現金が必要な場合はクレジットカード現金化を検討するのも手です。